SkyDrive EU国・手荷物検査の強化 |
EU圏における手荷物検査の厳格化 ヨーロッパ各国およびイギリス国のEU加盟国の各空港において、機内持ち込み荷物(いわゆる手荷物)や受託手荷物(預ける荷物)の検査基準と取扱いが厳しくなりました。 既に新基準による検査は2006年11月6日より始まっております。 実際のヨーロッパ方面の渡航者はどのような影響が出てくるのでしょうか。プライベートや出張において個人レベルで影響が出そうなものを列挙してみます。
●日本でいつも使っているヘアスタイル剤が持ち込めないことがある。
また受託手荷物として扱うとしても、当然いくつか制限が出てきます。
何に気をつけないといけないか? 空港や航空サービスの保安の維持のため、これらの基準は避けられないと思いますが、これから国際基準が広がっていくとすれば、これは今後EU加盟国に限ったことではないでしょう。 今回の強化で実際にどのようなことを事前/現地で気をつけないといけなくなるのでしょうか。実例を交えてまとめてみました。
●日本(出発前)
・ワックスやジェル上のものを含む液体や粉状(薬やメイクアップ品)のものを「白い透明な袋」にまとめて入れておくこと。
●EU各国(現地)
●空港にて(市内ショッピングのもの)
●空港にて(免税店で買い物) 具体的には買い物袋を専用テープで封印して、安全であることを表示するそうです。この時に買ったときのレシートも同時に持ち合わせていないと、(規則としては)搭乗ゲートで持込を断るそうなので、日本に帰るまでポケットに入れておきましょう。 封印した商品の袋やシールを剥がしたりすると、無効になるので手荷物を入れたり、袋を出し入れするのは飛行機に搭乗してからにしましょう。
ワインや蒸留酒好きには厳しい今回の規制 ヨーロッパ方面へ渡航される方は、現地でしか手に入らないワインをお土産にする方も多いことでしょう。おいしいお酒だけではなく、ロハス先進国でもあるエリアですからシャンプーや石鹸などもいっぱい買ってくる方も多いでしょう。 ワインは平均して3本くらいが免税範囲内ですから、バックに入るスペースを考えても、いつも買ってくる方も多いと思います。私も2〜3本は購入してきます。 今まではバックパッカーや小さな手荷物やわれモノのワインは全て機内に持ち込んでいた方も多いはずですが、これからは地元のワインショップで手に入れた液体の商品の持ち込みは難しくなります。つまり「手に持てるものなので預けない」「バゲージだけ預けて、われモノのワインは持ち込みます」という選択肢が一切なくなり、ペットボトルのお水でさえもセキュリティエリア内で買ったもの以外はNGになります。※実際には監視員によっては水くらいなら「ここで飲んでみなさい」とテストされ、パスしてくれることもあるようですがこれは良い例外です。例えば2006年のイギリス・ロンドンのヒースロー空港の緊急事態宣言時の例です。 空港の免税店でもワインや蒸留酒を買うことができますが、日本でもインポート購入できる品目であったり、やっぱり楽しみが半減してしまうところが今回の悲しい保安強化です。 強化日以降にEU国へ渡航していませんので、そのあたりの情報はまた別途報告や情報交換ができればうれしいです。
Updated:2006.12.2 ▲TOP |