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キャッシングの早期返済でもっと得にする方法
海外キャッシングは借入れ(ローン)です。そのため年利率の貸付レートが設定されています。このように説明してしまうと日本人は嫌煙してしまいがちですが、特別に考える必要はまずないと思います。しっかり理解して利用すればとても便利でお得な方法で旅行の出費を浮かすことができます。

それではキャッシングについて少し理解を深めてみることにしましょう。

お金を借りてから返済(支払い完了)するまでの期間は、借りた金額に利子を加えた額を返済する必要があります。だいたい2006年の場合では約27.8%程度の利息が上乗せされます。この金利は今後下がる可能性があります。また利息はクレジットカード会社や契約カードによって異なり、また最近はあまりありませんがレートとは別に最低手数料が別途かかる場合もありますのでそれぞれ確認してみてください。

利息は年率に当たるため1日あたりは0.076%(27.8%/365日)ということになります。この例では1万円を借りた場合の一日の利息は7.6円ということです。例えば空港で1万円を両替すると、だいたい1回で200円ほどの手数料(fee)が別途引かれているため、キャッシングの方が得になり易いのも分かっていただけるかと思います。

ここでキャッシング返済の仕組みを考えて見ましょう。

利用しているクレジットの毎月の締切日(希望やカード会社によって異なる締日)が毎月15日の場合で、20日頃にキャッシングを利用したとすると、次回締日が翌月の15日となるため締切日までの期間の約25日分が利息支払い分として次回の請求に組み込まれることになります。

上の利率(年率15%)の場合では1.9%の利息が付与されることになります。よってこの条件で1万円分を借りるとカードの利用代金支払い(返済額)は10190円となります。この190円の利息は更に安くする方法はないのでしょうか。

実はあります。

●臨時ATM返済という方法
クレジットカード会社によってはクレジットカードの利用代金支払いに限らず、全ての返済やキャッシング返済を銀行やコンビニATMから臨時返済として受け付けるサービスを行っている場合があります。

これは利息を余分に払いたくない方のために用意されていると思ってよいでしょう。早く返せばそれだけ利息を余分に払わなくてもよくなります。カード会社によって対応しているATMや提携ATMが異なりますので、このサービスに対応しているか確認してみると良いでしょう。

・これも実例ですが、
40ユーロを海外キャッシングした場合
臨時返済請求額・・・4日目 ¥5890
臨時返済請求額・・・5日目 ¥5895

実は借り入れの4日目にATMで臨時返済しようとしたところ、そのATMが釣切れのため現金返済できず、その際は請求金額だけ確認しました。(本当はなにがなんでも返済したかったのですが、仕方なく)翌日別のATMで返済したところ5円利息が増えていることがわかりました。

元金は約¥5870だったなので、利息の年27.8%/5日間分を足した¥5895は正しいことが確認できました。またこれ以外の手数料は徴収されませんでした。ちなみにこの返済を毎月のカード請求日と合わせて普通に支払い(返済)した場合は、カード締日までまだ約20日間を要すため、計算してみると結果的に約90円利息を浮かせることができました。


キャッシング金利の見直し(2007年〜)
2006年に、国会を含め金利見直し議論が始まっており、一部のクレジット会社では2007年1月から金利引下げを始める会社も出てきています。

これは出資法と利息制限法という2つの法律で、いままで定義が両立していた状況によって生じた複雑な金利設定が国によって整理されようとしているためです。上記に紹介した2006年9月時点の実例では、27.8%であった金利(出資法上限29.2%基準)を18.0%(出資制限法の一部規定および今後検討中の上限20%基準)に先行して引き下げるクレジットカード会社も出てきています。

これは海外キャッシュサービスがもっと有利な金利で利用できることにもなります。ただし金利引下げによってレート率や手数料などに転化してくる可能性もあるため、今後も海外キャッシングの利用については注目でしょう。

クレジットカードに限らず金融商品は、その時代や国やエリアの情勢などによって大きく変わるものですから個人の時々の判断で自分にあったものを選ぶことが大切ですね。このページが少しでも参考になってくれればうれしいです。


Updated:2007.2.18

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